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Date:  Sat, 27 May 2000 00:18:29 +0900
From:  Yutaka Kamite <y-kamite@....jp>
Subject:  [XP-jp:00406] Re: XP Glossary
To:  extremeprogramming-jp@....jp (extremeprogramming-jp ML)
Message-Id:  <392E95742C0.6DD2Y-KAMITE@....jp>
In-Reply-To:  <01c601bfc661$1b8cc180$281e140a@tokura>
References:  <392C93BEAA.7A98Y-KAMITE@....jp> <01c601bfc661$1b8cc180$281e140a@tokura>
Posted:  Sat, 27 May 2000 00:17:08 +0900
X-Mail-Count: 00406

吉田さん、上手です。
コメントありがとうございます。

On Fri, 26 May 2000 00:48:55 +0900
"Hisashi Yoshida" <steven@....jp> wrote:

> よしだです。
> 
> > 自動化テスト Automated test
> > 人が介在しないで動くテストケース。テストはそのシステムが期待値を算出する
> > ことを確実にするためにチェックする。
> 
> 2文目ですが、「テストは、そのシステムが確かに期待通りの結果をはじき出すかを
> チェックする」くらいのほうがニュアンスが近い気がします。
> 
> > ??負荷率 Load factor
> > The measured ratio between ideal programming time and the calendar.
> > 理想的プログラミング時間とカレンダー(時間)の標準的な比率。通常2〜4。
> > #カレンダー時間の1/2〜1/4しか時間が無いという意味?
> 
> Planning Gameで計画をたてるときに、Iterationの計画で掛け合わせる数値で
> すね。他の人を助けたり、他のなんやかんやでなくなる「余裕」を同時に見積もる
> ために使う数値です。EC本だとp.93に”Set Load Factor”というところがあります。
> 
> 関連して質問です。短い期間でフィードバックを得ながら精度を上げていく値だと
> 思うんですが、どこかでその手段について述べられたりしていますか?
> 

今のところ発見できません。参考になるところでは

EC本のp145の上から14行目くらいに、計測担当のトラッカーが「実際にひとつのタ
スクがどれだけの時間がかかったか(もしプログラマが応えるのを嫌がらないな
ら)記録する」とあります。

指摘頂いたEC本のP93の3行目では「これ( Load Factor)は測定された値
( measured number)で・・」とありますので、上の記述を裏付けている感じです。


> > チームスピード Team speed
> > #すっきりしません。教えてください。
> > The number of ideal programming weeks the team can produce in a given
> > amount of time.
> > ??与えられた時間の中で、チームが製造出来る理想的なプログラミング週の数。
> > #カレンダー時間から実際に稼働できる時間を抽出するようですが・・
> 
> 「チームとしての速度」なので、どの程度の速さでこのチームが動いているかを
> 示しています。余計な時間を取られずどれだけ実際の開発作業ができてい
> るかを示してるんでしょう。
> 

今日のオブジェクトDAY(オージス)の懇親会で、「UMLモデリングのエッセンス
第2版(Fowler)」を頂戴しました。
#ちなみに佃さんは一位で車のナビゲーションシステムをゲットしていました。

そこの23ページに以下の記述がありましたので、このように解釈したいと思いま
す。

”次に、作業の速度を算出します。私はこれをプロジェクト速度と読んでいます。
この速度は一つの反復で行える開発量を示し、「開発者の人数×反復の期間÷負荷
係数」で算出されます。例えば開発者が8人、反復の期間が3週間、負荷係数が2
と仮定すると、一人の理想的な開発者の12週間分に相当する作業を各反復で実
行できることになります。(8×3/2=12)。
全てのユースケースに必要な時間を合計し、反復当たりの可能工数で割り、念の
ため1を加えておきます。計算結果は、プロジェクトに必要な反復数の最初の見
積もりになります。

なお、 Load Factorは、この本を参考にして”負荷係数”としたいと思います。

> #でも、予測がそもそも違えばうまく行かない気はする。Load FactorとIdeal
> #Programming Weekの両方を正しく見積もらないと…。
> 
> > テストケース Test case
> > システムに対する刺激(stimuli)と応答(response)の自動化されたセット。
> > #以下不明 教えて下さい。
> > Each test case should leave the system the way it found it,
> > so tests can run independently of each other
> > ??各テストはそれぞれ自分でシステムを認識しまたシステムから離れるので、
> > それぞれ独立に動く
> 
> 「各テストケースはそのシステムが元あったとおりにしておく。それぞれのテストが
> 互いに独立に動くように。」という意味です。ようはテストを実行してもシステム
> の状態を変えたままにしちゃだめよってことですね。
>

良く解りました。完全に読み違えていました。(笑い)
--
> 吉田 尚志 steven@....jp
> 
> 
> 
> 
>