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Date:  Tue, 17 Dec 2002 00:42:38 +0900
From:  Shibukawa Yoshiki <yoshiki@....jp>
Subject:  [XP-jp:03984] Re: 他分野のテスト・ファースト
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <JV20021217004238.1067813484@....jp>
In-Reply-To:  <20021217000415.3F6E.SHIMADEN@....jp>
References:  <20021217000415.3F6E.SHIMADEN@....jp>
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渋川です。

>  この説明は、鋳型(テスト・ケース)を先に作って、そこに溶かした金属
> を流し込んで冷えたら完成(テストが全部パス)みたいなイメージに感じま
> した。

最初に型を作る前に、完成品の模型を作っているはずなので現実的には違う気が
します。実際の流れは

モック→金型→製品

こんな感じだと思います。最近はCGでモデリングしたらいきなり金型を出すよう
な機械もあるらしいです。強度の検証や、製造工程の検証(組立順序とか)もCG
モデルでやっちゃうみたいです。

僕が思っているイメージは、絵画を描くときのデッサンです。詳細を描く前に、
大体の構図(オブジェクトの枠)を決定しますよね。デッサンをすれば構図が大
きく狂うことはなくなります。いきなりディティール(製品コード?)を描き込
むと失敗しやすいという点も似ていると思います。

# 日本画、特に写楽みたいな絵を描くのには向いていませんが・・・

カラオケの採点システムもその場で検証して、狂ったかどうかがすぐ分かるとい
う点が似ている気がします。テストコード(理想的な音程)の実装は、曲をイン
プットする前に終わっているので、あとは製品コード(実際に歌う)を入れるだ
けです。ちなみに僕は邦楽では岡本真夜が好きです。

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東京工業大学 電気電子工学科
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