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Date:  Wed, 18 Sep 2002 16:06:12 +0900
From:  土屋秀光 <tsuchiya@....jp>
Subject:  [XP-jp:03734] Re: 皆様に質問
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <3D8825E4.2070603@....jp>
References:  <005201c25def$627d9740$df067a85@YAMAGUTI> <20020918134135.3774.MAEKAWA@....jp>
X-Mail-Count: 03734

はじめまして。

つちやといいます。
組み込み屋ですが、最近はコーチ、トラッカ、企画、テスタと
何でも屋です。

>>・組織のプロセス成熟度(CMMレベル)が高くないと
>>XPは成功・定着しないと聞いたが、これに対する意見。
> 自分自身もそうかな?って最初は思ってましたが、
> 考えを切替えると簡単なのでは?
> XPは開発手法、CMMはプロジェクト管理と区切ってしまえば?
> 相対するものではなく、どちらも考える必要があると思います。
私の中ではもっと砕いてまして、XPはプロジェクトドライブ方法、CMMは地図。
XPでドライブしてCMMでいまどのあたりかなと確認するのではと
思ってますがいかがでしょう?

> ということで、CMMのレベルが高くないと無理というわけではないです。
> 三木さんもおっしゃっておられましたが、(先日はどうもm(_ _)m)
> 「XP→CMM」は十分考えられます。
> トップダウンで「CMMレベル上げろ!」よりも先に、
> 開発者サイドからXPを実行してレベルアップしていけばいいのでは?
> そのほうが絶対にライブ感が出ると思います。
> 以前は「CMM、、、、?」でどうすればいいのか悩んでましたが、
> XPを考えてから、はっ!と気がつきました。
> 「突破口にはもってこいなのでは!?」
> 
CMMレベルが高いということは、
決められたことがきっちり実行できて、
さらにそれをベースに改善を行うことが
無意識にできる組織ということで、
集団でクリエィティブな活動をするには必要な要素をあげているのかと思います。
XPも集団でクリエィティブな活動をすることには変わりはないので、
XPがうまくまわるには高いCMMレベルが必要ということだと思います。

>>・組み込み機器向のソフトウェアでの
>>XP適用の注意すべき点。
> 
> 実際にこちら(というか自分のプロジェクト)でXPを始めました。
> ただし、まだ実験状態です。
ここを読んで、
先日のセミナーでの「改善」とは、永遠に実験を行うことかなと思いました。
ということで、ここは改善が行われていると読みましょう。

> 自分たちの環境にXPを合わせていけばいいかと思います。
> フレキシブルなのもXPのメリットですし、
> コミュニケーションなどは組込みだからといって違いはないと思います。
> 
ハードとの結合という儀式をどうとらえるかですね。
できれば、これを儀式ではなく習慣になるくらい頻繁に結合できれば
よりXPになるのではと思います。
でも、結合テストの自動化が難しい。
どうする?