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Date:  Sat, 11 May 2002 21:41:56 +0900
From:  Hidehiko AKASAKA <akasaka@....jp>
Subject:  [XP-jp:03446] FYI: [NOS] 仕様変更に打ち勝つ
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <20020511205350.E502.AKASAKA@....jp>
X-Mail-Count: 03446

赤坂@tk-bay.オージス総研です。

日経オープンシステム2002年4月号(http://itpro.nikkeibp.co.jp/NOS/)の特集
記事が面白そうでしたので、ごくこく簡単に(^^;; 紹介します。

特集「仕様変更に打ち勝つ」

開発期間の短縮、仕様の複雑化、急速なビジネス変化への対応といったことから、
もはや"仕様変更"は当たり前という状況にあり、いかに仕様変更に対応して開発
するかというテーマになっています。
記事は2部構成(Part1 仕様を過不足なく決める、Part2 変更要求に素早く対処す
る)になっており、素早く開発をスタートさせるための仕様決めでの"見極め"と、
開発中(カットオーバー後も含む)の変更要求に素早く対応するための開発手法に
ついて書かれています。

Part1では、短期間での大規模システムの構築を得意とするウルシステムズ(平澤
さん)のUMLを活用した仕様決めの話が紹介されています。
# UMLを使ってシステム全体を"視覚的"に押さえること、が重要なんですね。

Part2では、変化に強い開発手法ということで、XP(平鍋さんの「医療関係の
パイロットシステム」の開発で実践した例など)が紹介されています。
# http://objectclub.esm.co.jp/eXtremeProgramming/XpPracticeReport.html

また、すっかり忘れていた過激な方法論"Lyee"(開発工数を80〜90%削減!?)に
ついても紹介されています。ご存知の方、教えて下さい。
# http://www.lyee.co.jp/ (関係者の方、すみませんm(_._)m)

本来(ウォーターフォールの世界では)、要求仕様は漏れなく定義することで、
(理想的には)仕様変更は発生しないという風に教わってきたけれど、世の中、複
雑になっているし、技術的にも企業戦略的にも変化のスピードも早いし、システ
ム開発が1日で終わるわけではないので、仕様変更がないなんて在り得ないです
よね。
いかに仕様変更に素早く対処するかということは「変化ヲ抱擁セヨ」や「勇気」
を重んじるXPにおいては当たり前のことなのでしょうけど、エンジニアには開発
(プロジェクトや各イテレーション)を開始する際の"適切な仕様決め"や、コミュ
ニケーションのスキルといったものが要求されるんでしょうね。

面白い記事でしたので、是非ご一読を。


P.S.
Kenji Hiranabe <hiranabe@....jp> wrote:

>   http://ObjectClub.esm.co.jp/eXtremeProgramming/
> 
> の「本の紹介」を充実させました.XP, Agility, Craftsmanship
> 関連です.

"XPシリーズ"も8冊目ですか、凄いですね。
"Agile Modeling" の 「(翻訳中... 藤井さんがんばれー)」が笑えました(^^;;

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Hidehiko AKASAKA <akasaka@....jp>
Object Technology Center, OGIS-RI Co.,Ltd
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