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Date:  Mon, 04 Mar 2002 15:34:45 +0900
From:  ANC04864 <ANC04864@....com>
Subject:  [XP-jp:03282] Re: パターンランゲージについてのおしゃべり
Sender:  ANC04864 <ANC04864@....com>
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <20020304153235.7CA0.ANC04864@....com>
In-Reply-To:  <20020304131546.C8A4.DAXANYA@....jp>
References:  <20020304124230.C42F.ANC04864@....COM> <20020304131546.C8A4.DAXANYA@....jp>
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だんのさん、こんにちは。
ごうぎです。

On Mon, 04 Mar 2002 13:46:47 +0900
Ryuichi Danno-san wrote:
:
> > 「CMMを導入すべし」という上からのお達しによりCMMを導入をしようと
> > いう場合には、「あるレベルに達するまでの期間」というのが決められている
> > ことが少なくないのではないでしょうか?
> 
> CMMを取得しないと営業ができないという流れになってしまえば、達成レベル
> と期間を目標として与えられるのは至極当然になってしまいそうです。
> 
> その際に問題になるのは、CMM本来の目的はどうでもよくなり、どうやれば
> 期間内に目標レベルに到達できるかという一点のみになるでしょう。
> 
> 特に技術力が無くてもクリアできるアプローチとは、人によらずに必要なパラ
> メータを満たすことだと思うので、多かれ少なかれ、書類を揃えることで目標を
> 満たそう、ということになるのではないでしょうか。
> 
> で、技術者はどんどんやる気がなくなって、どんどん生産性が落ちていくという
> 悪循環になりそうですね・・。

はい、そうことがおきやすい一面がありますので、注意しなくてはいけないと思い
ます。実際には、ここら辺の解消が、なかなか難しい状況が多いのでしょうね。

:
> XPでばりばり開発できているような会社は、CMM取る必要が別にないと
> 思ったりもするのですが、まだ認識不足でしょうか?

その「ばりばり開発できている」という状況がどういう状況であるかというイメージ
を作ることがとても大切ではないかと個人的には思っています。

例えば、JUnitひとつとってもみても、その使い方の改善をしていけば、どんどん良い
使い方ができるようになるでしょうし、さらに良いツールへの発案へともなっていく
と思います。誰でもJUnitを使えば不具合がなくなるという訳ではないでしょうから、
できるだけ不具合を出さない使い方のための改善が必要となるでしょう。
XPのプロセスでさえも管理する必要もあるでしょうし、その管理の十分でないところを
見つけ改善していくことは必要となるでしょう。

結局そういった改善をを繰り返すことが、XPというものへの成熟にもなるでしょう
し、より良い所を目指すならば、オリジナルの開発プロセスへと変わっていくことに
もなるように思います。
個人的には、オリジナルの開発プロセスを作りだし文化と呼べるものを自分たちが手
に入れる為のひとつの出発点でしかないと思いますが、いかがでしょうか?

以上です。
--
Shigeru Gougi
E-mail :ANC04864@....jp
http://www.post.self.ne.jp/~gougi/