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Date:  Fri, 28 Dec 2001 08:28:41 +0900
From:  k-hamai@....com
Subject:  [XP-jp:02961] Re: CMM と XP
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <200112272328.IAA27821@....jp>
In-Reply-To:  <20011227125957.7D4D.MAKOTAN@....jp>
References:  <20011227125957.7D4D.MAKOTAN@....jp>
X-Mail-Count: 02961

濱井です。
2001/12/27 13:07:07 +0900にmakotan@....jpさんが送られた
メールに関する返信です。

>>>そういう意味から言うと、濱井さんの意見は開発プロセス"だけ"の話ではないよ
>>>うな気がしますが?
>>
>>たしかに開発プロセスだけの評価にはなりません。
>>開発プロセス以外のプロセスのノイズが入っても、ノイズが入らないが
>>無意味な評価よりはましであると言うことです。
>
>それを開発プロセスの評価と呼ぶ必要性がどこかにあるのでしょうか?

適切な呼び方があれば、そのように呼べばいいと思います。

>少なくとも純粋に開発プロセスだけを評価しているのではないのですよね

はい、ですが、純粋に開発プロセスだけを評価した結果が無意味であるより
はましでしょう。
計測や評価に誤差はつきものです。

趣味で開発しているのでもないかぎり、ソフトウェア開発の目的は「お金を
儲けること」です。その目的にどれだけ貢献したかが問題です。
目的と独立した評価など無意味です。それは、人の生死と無関係に手術の
成功不成功を議論するようなものです。「患者は死んだが手術は成功した」
と嘯くような外科医に命を託したくはないでしょう。


もし、本当に開発プロセスだけを評価したいのであれば、開発プロセス以外
の条件を同一にしなければなりません。
大規模なプログラミングコンテストのような形で、別々の組織に同じ
ソフトウェアを開発させるのです。それならば、開発プロセスだけの
違いとなり、純粋に開発プロセスだけを評価した意味のある結果と
言えます。