やまもと＠ウルシステムズ です。
# On Wed, 12 Dec 2001 16:56:18 -0600 (CST)
# <20011212.165618.74164291.yyamano@....jp> as
# [XP-jp:02880] Re: 分散環境では XP 適用はできない？,
# Yuji Yamano <yyamano@....jp> wrote:
> 経験ないですが、直感的にはかなりスピードが落ちると思います。で、スピー
> ドが落ちた状態を XP と呼んでよいのかどうか疑問だったりもします。
ペアプロを実践した経験がある方なら同意していただけると思うのです
が、ペアプロでは普段のプログラミング以上に頭の回転数が上がります。
その原因はリアルタイムにペア間でフィードバックを与えあえることで
あろうと思っていて、フィードバックがリアルタイムじゃないと、アク
セルを踏みっぱなしにできないので、ターボラグが出ちゃうような気が
します。
> 言葉の壁がない場合でも、タイムゾーンが違うとリアルタイムでコミュニケー
> ションできる時間帯が限定されるのでかなりつらいでしょう。
確かにそうですね。シンガポールや中国・韓国くらいならともかく、ア
メリカのチームなんかとやるのはつらそうです。どっちかが昼夜逆転す
る……のもつらい。
> メールだけでなく、チャットシステムを使って話をしていたりします。例えば、
> 「こんなエラーメッセージが出て、デバッガに落ちちゃうんだけど」とか、
> 「こんな感じに修正しようと思ってるんだけど、どう?」みたいな感じに。
距離の壁だけなら、たしかにそういうツールでなんとかカバーできる範
囲もありそうですね。オンラインホワイトボードみたいなのがあると嬉
しいだろうな、と。
そういえば、オージス総研さんで最近取り扱いを始められたUMLモデリ
ングツールのKonesaというのがあります。
> リアルタイム・コラボレーション機能を本格的に世界で初めてサポー
> トしました。インターネットを利用して、複数の開発者があたかもひ
> とつの部屋に集まってホワイトボードでモデリングを行っている状況
> を仮想的に実現することができます。
(http://www.ogis-ri.co.jp/otc/products/konesa/index.html)
とのことで、分散開発環境を強く意識した製品になっているようです。
やっぱりそれなりの価格になるので、なかなかオープンソースのフリー
ウェア開発には適用し難いだろうと思われますが、SourceForgeあたり
でサーバライセンスを買って運用してくれると面白そうではあるのです
が。(http://sourceforge.net/)
これ + VoIP にさらに加えて、たとえばリポジトリ上のソースをオンラ
インで編集でき、ペアの相手がコーディングの状況をリアルタイムに見
られるような分散コーディングツール、みたいなのがあれば、かなりい
い線までいけそうな感じもしてきますね。
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