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Date:  Tue, 20 Nov 2001 18:13:36 +0900
From:  k-hamai@....com
Subject:  [XP-jp:02818] Re: XP に関する誤解
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <200111200913.SAA05470@....jp>
In-Reply-To:  <20011119202416.2E9B.E-YAMANE@....jp>
References:  <20011119202416.2E9B.E-YAMANE@....jp>
X-Mail-Count: 02818

濱井です。
2001/11/19 21:43:27 +0900にe-yamane@....jpさんが送られた
メールに関する返信です。

>> 行数が多いプログラム=わかりやすい
>> というのは妙ですし、短くするためにトリッキーなコードを書かれても
>> 困ります。
>前者の
>> 行数が多いプログラム=わかりやすい
>という件に関しては、特に妙だとは僕は思わないです。
>と言うか、古いプログラマ世代の人は分かるかと思います。
>#歴史の変遷ですかね?f(^_^;

[XP-jp:02808]でも書いているように、「逆は必ずしも真ならず」
です。「わかりやすいプログラムは行数が多い」は、一時期のBASIC
プログラム等では成り立ちましたが、「行数が多いプログラムは
わかりやすい」が成り立ったことはないと思います。


>> ただ、上の一文だけ抜き出せば、ある意味正しいのでしょう。開発速度を
>> 顧客に提示することによって、重要度の低いストーリーを後回し、ある
>> いは破棄してもらうのですから、結果的には顧客に要求を変えさせている
>> ともいえるはずです。
>おっしゃる通りで、
>選択権は顧客にあるものの、その裏にプログラマが見積もったコストが
>ある以上、「変えてもらう」シグナルを発するのはプログラマー側だと
>思います。
>だから、「変えてもらう」か、「変えさせる」は語調の強さは
>違えど、僕は同じだと思います。

変えることが顧客の利益となり、変えさせることは直接的には開発側の
利益とはならないのですから、「変えてもらう」でもニュアンスが
強すぎるような気がします。「変えることを助言する」ぐらい
でしょうか。

>> #ただ、顧客にそう思わせた時点で、顧客との一体感が無くなり、その
>> #XPプロジェクトは失敗に向かう気もします^^;
>だから、事前にその旨を説明しないといけないんですね。
>実装するスコープを決定するのは顧客の権利ですが、
>その見積りを行い、オーバーワークの部分を顧客に伝えるのは、
>プログラマの権利で、そのため、マネージャが間で人間関係が
>壊れないように取り持つんだと思いますよ。f(^_^;
>#ガンバ、マネージャp(^o^)q。僕には出来そうに有りません。f(^_^;

「オーバーワーク」のことは、この場合関係ないと思います。
もちろん、顧客の側はできるかぎり支払いを少なくしたいし、
開発側はできるかぎり利益を多くしたいので、その調整は厄介
ですが、XPにかぎったことではないですから。