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Date:  Mon, 29 Oct 2001 12:04:01 +0900
From:  hamai@....jp
Subject:  [XP-jp:02730] Re: CMM と XP
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <200110290304.MAA05244@....jp>
In-Reply-To:  <20011025201354.A429.MAKOTAN@....jp>
References:  <20011025201354.A429.MAKOTAN@....jp>
X-Mail-Count: 02730

濱井です。
2001/10/25 20:16:57 +0900にmakotan@....jpさんが送られた
メールに関する返信です。

>ちょっとだけですけど
>
>>>    ファンクション・ポイント 素子数
>
>素子数に対応するのはLOCじゃないんですか?
>
>簡単に言えばどれだけ素子数が多くても機能が満たされてないと無駄って事です
>よね

機能があっても、それが使われないものなら無駄です。

>そういう意味からすると、LSIの機能(能力)がファンクション・ポイントだとお
>もうんですけど

私は、「規模は諸元であって、生産量ではない」ということを示す
ために、ソフトウェアにおける行数とファンクション・ポイント、
LSIにおけるチップ面積と素子数を挙げたのです。

プログラマーの技術力や言語の記述力により、同じ行数でも機能的な
規模は変わります。同様に製造や設計の技術力により、同じチップ
面積でも素子数は変わります。
チップ面積や素子数の増大がLSIにおけるコストの増大を招くように、
行数やファンクション・ポイントの増大がソフトウェアにおけるコスト
の増大を招きます。そして、チップ面積や素子数の増大がそれだけでは
マイナスにしかならないように、行数やファンクション・ポイントの
増大も、それだけならマイナスにしかなりません。

LSIの場合、規模の増大は、性能の改善や記憶容量の増大のためにおきる
のが普通で、ソフトウェアと違って、機能の追加のためにおきることは
あまりありません。