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Date:  Wed, 17 Oct 2001 19:30:35 +0900
From:  hamai@....jp
Subject:  [XP-jp:02657] Re: XP と Taylorism
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <200110171031.TAA12725@....jp>
In-Reply-To:  <200110170742.QAA25625@....jp>
References:  <200110170742.QAA25625@....jp>
X-Mail-Count: 02657

濱井です。
2001/10/17 17:18:06 +0900にhiranabe@....jpさんが送られた
メールに関する返信です。

>鷲崎さんの記事を紹介します.
>
>「XP と Taylorism」
>
>http://www.fuka.info.waseda.ac.jp/~washi/other/taylor.html
>
>XPの対極に捉えられるTalyorismですが,その枠組はXPとよくにている
>ことが分かります.

そうでしょうか?
捜せば、似ている点もあるというだけの気がします。

そもそも、ソフトウェア開発では、同じものを開発しても意味がない
ので、同じ生産物を作る、同じプロセスで作業を遂行するといった、
Taylorismの前提が成り立ちません。
# それなのに無理に適用したりするからおかしなことになる:-<


TalyorismとXPとの共通点として挙げられているものも似ていても
意味が無いもののように思えます。

|一方で、Taylorism と XP には、業種・ドメインを越えて、 生産性の
|高い環境に共通する特徴をとらえている点で、 共通するものもあるの
|ではと個人的に思いました。 
|
|Taylor の科学的管理は、 
|
|    1.「central room」(道具の標準化) 
|    2.「stopwatch time study」(時間見積り) 
|    3.「planning department」(計画部の分離) 
|    4.「differential piece rate system」(差別出来高給与) 
|    5.「functional foremanship」(計画部との連絡) 
|
|の5つのプラクティスを基礎とするようでして、 例えば、「time study」
|は XP における 「The Planning Game」に、 「central room」 は XP 
|における 「Coding Standars」にそれぞれ 対応していると考えられます。 

「Coding Standars」などの文書標準や時間の見積もりって、XPに
限らず、ソフトウェア開発のプロジェクトでは、ごく普通のことでは?
無用の混乱を防ぐための標準化は、現在のほとんどのビジネスで普通の
ことだと思いますし、時間の見積りを行わないビジネスなど想像するのも
困難です。
「道具の標準化」や「時間見積り」というレベルでは、共通する特徴とは、
とても言えません。