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Date:  Wed, 17 Oct 2001 16:07:09 +0900
From:  hamai@....jp
Subject:  [XP-jp:02654] Re: 書籍紹介:ザ・ゴール
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <200110170707.QAA05768@....jp>
In-Reply-To:  <200110091236.VAA07948@....jp>
References:  <200110091236.VAA07948@....jp>
X-Mail-Count: 02654

濱井です。
2001/10/09 21:36:20 +0900に私が送ったメールに関する補足です。

『ザ・ゴール』の主題であるTOCについては、以下のページも参考になる
と思います。

    サプライ・チェーンの原点・TOCとは何か
    http://www.atmarkit.co.jp/fitbiz/serial/toc/01/01.html

で、ふと思ったんですが、TOCの基本である全体最適化という考え方
は、Kent Beckが日経セミナーで語ったという、「本来ならば、
ユーザー部門すなわち“ビジネス”、開発部門すなわち
“テクノロジ”、経営陣すなわち“マネジメント”という三つの
文化は、それぞれが支え合う存在でなければならない」という内容と
相通じるものがあります。

    ITPro ニュース:ニワトリとエクストリーム・プログラミングの関係は?
    http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NC/NEWS/20011015/5/

ソフトウェアの開発、それだけを取り出して生産性を云々しても意味が
無く、企業全体で考える必要があります。

つまり、開発したソフトウェアが「ビジネス」で役に立ち、利益を
企業にもたらしてこそ、生産的と言えるわけです。逆に「ビジネス」
で役に立たなければ、ソフトウェアがどんなものであっても非生産的
であることになります。