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Date:  Thu, 06 Sep 2001 12:47:29 +0900
From:  ANC04864@....COM
Subject:  [XP-jp:02505] Re: Metaphor
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <200109060347.MAA13220@....jp>
In-Reply-To:  <000d01c13681$028164c0$3e3b6c0a@....jp>
References:  <200109060246.LAA28306@....jp> <000d01c13681$028164c0$3e3b6c0a@....jp>
X-Mail-Count: 02505

こんにちは、合木です。

On Thu, 6 Sep 2001 12:07:06 +0900
Tuyoshi Ushio-san wrote:

> 牛尾です。
> 
> > ただ、XPを実践しメタファーなるものを使った経験がないのでなんとも言えないの
> で
> > す。
> > みなさんどう思われますか?
> 
> 私もメタファーはつかった経験はないのですが、、「ショッピングカート」みたいな
> 一般的なメタファーぐらいでしょうか?

「知識創造企業」(野中)* は、米国で良い評価を得たそうなのですが、これを読んでXPの
メタファーというのはそこから影響されたのではと思ったりしたのですがどうでしょう。(^^)

「知識創造企業」では、メタファーというのを、もうすこし「コンセプトベースの手法」
に近い位置付けて扱っています。この本は、お勧めです。

□ メタファーとアナロジー p16

<省略/>
比喩的言語とは、メタファーやアナロジーのことであり、開発段階では特に重要である。
メタファー、たとえば「クルマ進化論」、「マン・マキシマム、マシン・ミニマム」、
「トールボーイ」などは、ものごとを知覚する一つの方法である。それを使えば、立場
も経験も異なる個々人が、想像力とシンボルを使ってともに何かを直感的理解できるの
である。分析や総合はいらない。メタファーによって、人びとは既知のものを新しく
組み合わせ、わかってはいても言葉にしにくいものを表現しはじめる。したがって、
知識創造の初期段階でのメタファーの使用は、創造プロセスへのコミットメントを
引き出すのに効果的である。
<省略/>

「知識創造企業」(野中) :  「知識創造企業」(野中郁次郎+竹内弘高、東洋経済新報社,ISBN4-482-52081-3)

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Shigeru Gougi
E-mail :ANC04864@....jp
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