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Date:  Mon, 3 Sep 2001 18:04:28 +0900
From:  hamai@....jp
Subject:  [XP-jp:02466] Re: 変更コストの変化 (was 	オブジェクト指向シンポジウウムの資料 )
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <200109030904.SAA01008@....jp>
In-Reply-To:  <200109030745.AA00854@....jp>
References:  <200109030745.AA00854@....jp>
X-Mail-Count: 02466

濱井です。
2001/09/03 16:45:42 +0900にfalcon@....jpさんが送られた
メールに関する返信です。

>>早めにバグを摘出すればするほど後になって摘出されるバグは
>>少なくなるのでそのソフトに対して不慣れとなり、いざバグが
>>見つかった時の修正コストは増大するため、無理をして早めに
>>バグを摘出しても効果が薄いことになります。
>
>欠陥だらけのソフトウエア(その他製品全般)を使うことによる
>ユーザ側の損失、という観点が欠けているように感じます。

すみません。修正コストの話に絞って、「ユーザ側の損失」といった
話は棚上げにしています。

「バグ1件あたりの修正コスト」が後になればなるほど増大するという
現象と「変更コスト」が時間の経過とともに増大する現象とが類似の
原因によるのではと主張しています。そして、リリース前にバグを
より多く修正してもリリース後のバグのトータルの修正コストは
それほど減らず、同様なことが「変更コスト」についても言えるのでは
と主張しているわけです。


>ユーザの損失は、開発側にとっても損失に繋がると考えます。

もちろん、そのとおりだと思います。