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Date:  Mon, 03 Sep 2001 12:04:32 +0900
From:  吉原日出彦 (hidehiko yoshihara) <hyoshihara@....jp>
Subject:  [XP-jp:02461] Re: 変更コストの変化 (was   オブジェクト指向シンポジウウムの資料 )
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <200109030306.MAA00584@....jp>
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こんにちは、吉原です。

> この資料の4ページ目、「時間-コストカーブ」の図の左側の方を
> 見ていて思ったのですが、変更コストが時間の経過とともに
> 上昇していく原因の一つに、時間の経過とともに時間当たりの
> 変更件数が減少していくということもあるのではないでしょうか。
> 
> 最近ではあまり聞きませんが、ずっと以前には、「後になれば
> なるほどバグ1件当たりの修正コストが高くなるので、なるべく
> 早くバグを摘出するべき」と言われていました。それに対して、
> 「後になればなるほど摘出されるバグが少なくなるので、バグ1件
> 当たりの修正コストが高くなる」という反論がなされました。
> 早めにバグを摘出すればするほど後になって摘出されるバグは
> 少なくなるのでそのソフトに対して不慣れとなり、いざバグが
> 見つかった時の修正コストは増大するため、

>無理をして早めにバグを摘出しても効果が薄いことになります。
??????。
時間の経過と共に発生するバグは、摘出が困難になる事を
言われている事と思いますが、早期のバグ検出に効果が無いことに
ついては、疑問があります。

摘出が単純なバグが後に見つかったことによって、複雑なバグが、
容易に摘出、修正できるとは、思いませんが。
摘出時期については、早かろうと遅かろうと、バグは、バグなので
検出できるなら、早いほうがよいと考えるのは、考えが安易でしょうか?

> この一種の数字のトリックが変更コストについても成り立っている
> のだと思います。
> もちろん、ソフトがつぎはぎだらけで複雑化していることも
> 変更コストが増大する原因の一つであることは否定しません。

NSW
吉原 日出彦