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Date:  Wed, 25 Apr 2001 19:21:52 +0900
From:  "Hirohide Yazaki" <firo@....jp>
Subject:  [XP-jp:01846] Re: Kent Beck Seminar report
To:  <extremeprogramming-jp@....jp>
Message-Id:  <012801c0cd71$8c01a350$3701a8c0@FIRO>
References:  <20010425142003N.hiranabe@....jp>
X-Mail-Count: 01846

矢崎です。

----- Original Message -----
From: "Kenji Hiranabe" <hiranabe@....jp>
To: <extremeprogramming-jp@....jp>
Sent: Wednesday, April 25, 2001 2:20 PM
Subject: [XP-jp:01842] Kent Beck Seminar report


> ■1. テーラリズム vs. ソフトウェア開発
>
> Frederick W. Taylor に始まる,工場の生産管理手法の考え方は,
> システムが先にあり,人間はそこに役割としてあてがわれる部品
> である.人間は,stupid で lazy で greedy だ,という仮定に基
> づいて管理される.
>
> ソフトウェア開発にこの考え方が残っている.XP は conversation を
> 基礎におく新たなパラダイムを提出する.
>

ここは、プレゼンのスライドでは、タイトルが「New Paradigm」となって
いるスライドで、
Conversationという大きな文字が表示されていました。
少し感動ものでした。

補足すると、
・ソフトウエアの開発は、2人の人間が対話するようになされるべき
・対話は1人が長時間しゃべった後、もう一方がまた長時間しゃべる、
ということではなくて、短い会話のやりとりである
・会話は対等な人間どおしで行われる。物の見方の違いはある(あって
あたりまえ。あったほうがよい)。しかし、対等でなければならない。
・会話は続く。人は変わるかもしれないが、会話は(もしかしたら一生)続く。
 だから、ソフトウエア開発は永遠の会話のプロセスで、保守というもの
 はない。

というようなことを言っていました。


Principles
 Short cycles
  Concrete feedback
  Newworked commnication

 の3つがXPのプリンシプルだと、言ってました。EC本とちがうやんけ、
 と思いつつ、それでも納得(変化ヲ抱擁セヨは、いれていてほしかった
 けれど)

*XPは複雑系を応用している、と言ってました。雁行の話。雁は空を
 飛ぶとき、V字型で飛んでいくけど、あれはだれか決まったリーダが
 いるわけでなく、自然に秩序ができる、、、みたいな話(Iモード本にも
 同じ話があったぞ)。XPもチームの秩序は、与えられるというよりは
 自然に形成される、そんな意味だと思います

*RADとXPの違いは、という質問に対して
 RADはその日ぐらし、っぽい。作ったらおしまい、みたいな。
 XPはもう少し慎重で、持続を考えている。
 スパイラルは所詮ウォータフォールを短くしたもの、とも言ってました。

>
> 今回,14のプラクティスが紹介されました.追加の2つは,

オンサイトカスタマは、是非日本のXPの課題としてほしい、とエールを
送ってくれました。

> 矢崎さんが,Simplicity について質問していました.
>
> Q: 例えば,Person クラスに電話番号を String の属性として持た
> せるのと,Telephone クラスを別に作るのとはどちらがよいのか.
>
> A: まずテストを考える.そしてそのテストをできるだけ簡単に実
> 装する.おそらく,最初は String がシンプルだ.

シンプルの基準が、
 重複なし
 意図が伝わる
 上2つを満たしたうえで、最低限のクラスと最低限のメソッド
なので、この最低限のクラス、メソッドの解釈について質問したもの
です。

質問した後に休憩だったのですが、某有名な方に、K.Beckにモデリング
の質問をしてはいかんよ(笑)、とさとされました^^;;