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Date:  Thu, 12 Apr 2001 10:57:55 +0900
From:  Naoyuki Okita <Naoyuki_Okita@....jp>
Subject:  [XP-jp:01813] Re: 大きなリファクタリングとアーキテクチャジャンプ
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <20010412093623.570D.NAOYUKI_OKITA@....jp>
In-Reply-To:  <20010411163942W.hiranabe@....jp>
References:  <20010410095253.485F.NAOYUKI_OKITA@....jp> <20010411163942W.hiranabe@....jp>
X-Mail-Count: 01813

おはようございます、沖田です。

平鍋さん、お返事ありがとうございます

> 沖田さん,はじめまして.
> 平鍋です.
> 
> On Tue, 10 Apr 2001 10:16:24 +0900,
> Naoyuki Okita <Naoyuki_Okita@....jp> said:
> 
>  >   さて、今 社内の有志でリファクタリングの勉強会をしているのですが、
>  > 「大きなリファクタリング」と「アーキテクチャジャンプ」の関係について質問
>  > いたします。
> 
>  > M.Fowlerの「リファクタリング」の12章は「大きなリファクタリング」なのです
>  > が、特にXPとの関連した話は出ていません。
>  > しかし、先月のUML Forumで平鍋さんのXP Movementにあった、「アーキテクチャ
>  > ジャンプ」を見たときに、「大きなリファクタリング」を連想しました。
>  > 「アーキテクチャジャンプ」=「大きなリファクタリング」と、私は思ったので
>  > すが、その解釈は妥当でしょうか?
> 
> はい.ただ....
> 
> アーキテクチャジャンンプの話は思い付きで,あまり自分の中でも
> 煮詰められていません.寺田さんや斎藤宏治さんと話をするなかで
> 出て来たアイディアです.まだまだ考察と計測が必要です.なので,
> 
> ..聞かないで ^^;
> 
> というのがお答えです.沖田さんはどう思いますか?
> 
> 以上

  なるほど、そのような背景があったのですね。
XPの用語として「アーキテクチャジャンプ」があるのかと勘違いしていました。

  私の個人的な考えになりますが、
大きなリファクタリング(名詞 *1)とアーキテクチャジャンプは、結果としてか
なり似ているのではないかと思います。
また、アーキテクチャジャンプを実施する手段として、大きなリファクタリング
(動詞 *2)することになるのでは?と思います。

  あえて、「結果として」と書いたのは、動機が違うこともあるからかな?と思っ
てためです。
  下図に、私が思った大きなリファクタリングとアーキテクチャジャンプの関係
を示します。

  大きなリファクタリング
  +------------+
  |            |  アーキテクチャジャンプ
  |    +-------+---+
  |    |       |   |
  | B  |  A    | D |
  | C  |       |   |
  |    +-------+---+
  |            |
  +------------+

・Aは大きなリファクタリングとアーキテクチャジャンプの動機も結果も重なる
領域で、多くの事例がここになるのではないかと思います。
私が、最初に大きなリファクタリング==アーキテクチャジャンプと、質問したの
もここを想定していました。

・Bはアーキテクチャ不在の混乱状態になったプログラムを叩き直す場合。
・Cは局所的な限界点には達していないが、おそらく限界点を超えそうなので、
アーキテクチャを見直す場合。
(XPだと、やはり変更が発生&限界点に達したとなるまでは、局所解を目指すの
でしょうか?)
・Dはリファクタリングで、稼動しながら変更するのではなく、作り直してしま
え!という場合
(正しいXPのアプローチかどうかは自信がありません。)




「リファクタリング」より
*1) リファクタリング(名詞):外部から見たときの振る舞いを保ちつつ、理解や
修正が簡単になるように、ソフトウェアの内部構造を変化させること。

*2) リファクタリングする(動詞):一連のリファクタリングを行って、外部から
見た振る舞いの変更なしに、ソフトウェアを再構築すること。



といったところです。以上。