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Date:  Tue, 13 Feb 2001 14:04:44 +0900
From:  ono@....jp
Subject:  [XP-jp:01569] Re: UnitTest とテスト仕様書
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <20010213140444X.ono@....jp>
In-Reply-To:  Your message of "13 Feb 2001 13:18:40 +0900"	<1yt343mn.fsf@....jp>
References:  <1yt343mn.fsf@....jp>
X-Mail-Count: 01569

>> Regarding [XP-jp:01567] Re: UnitTest とテスト仕様書; Takeshi Kakeda <kakeda@....jp> adds:

 > こんにちは、懸田です。

 > そういえば石井さんはゲーム会社に所属していたことがあるとプロフィールに
 > かかれていた気がしますが、一般的なシステム開発と、ゲーム開発のプロセス
 > に大きな違いはありますでしょうか?

小野@ソニーです。横からすいません。

私はゲーム開発の経験は無いのですが、
オープンソース関連のドキュメントで、ゲーム開発プロセスの特殊性を分析
した論文に以下のものがあります。

	"Playing the Open Source Game" By Shawn Hargreaves, July 1999 
	http://www.talula.demon.co.uk/games.html

	和訳: 「オープンソース・ゲームをプレイする」 translated by yomoyomo 
	http://www1.neweb.ne.jp/wa/yamdas/column/technique/gamej_ind.html

かいつまんで言えば、

	- ゲームにはリリースのチャンスが一回しかない
          (誰も二ヵ月前に発売されたゲームのことなんか気にしない)、

	- そのために全てのリソースを、その「一回」につぎこもう
	  とする開発スタイルとなって、逐次的な開発や、ツール群の
	  整備をしようとする motivation が生まれにくい、

といった内容だったと記憶しています。
御参考までに。

小野 剛

// Tsuyoshi ONO // 
e-Communications Div, CSNC /  SONY Corporation 
email: ono@....jp
"In computer programming we say that a project will always run 
 out of time but never run out of excuses."
	 	  -- Eliyahu M. Goldratt, 'Critical Chain' p26