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Date:  Sat, 13 Jan 2001 23:51:20 +0900
From:  渋川よしき <shibu@....jp>
Subject:  [XP-jp:01445] Re: eXtreme Modeling(Re: XP 	所感 
To:  extremeprogramming-jp@....jp (extremeprogramming-jp ML)
Message-Id:  <3A60789C.5867C124@....jp>
References:  <3A5597E23B4.46F6KOYABU@....146> <200101120501.AA01378@....jp>
Posted:  Sun, 14 Jan 2001 00:47:41 +0900
X-Mail-Count: 01445

渋川です。こんばんわ。

> 私はペアプログラミングの経験はありませんが、
> ペアモデリングについては、何年か前の仕事で
> 一度だけやってみたことがあります。

僕は無線研究部の部室で複数で設計について話をしたことがあります。設計に参加したの
は4人でした。プログラミングに精通している2人と、設計がメインのの経営工学屋が1
人と、初心者1人です。

> ■良い点
> ・岡目八目効果により、モデルの完成度が高くなる
> ・途中課程を共有するので、お互いのモデルへの理解度が高くなる

完成度が高い、というのは確かにあると思います。プログラマ二人の意見の出し合いで、
いい方が採用されるというので当然でしょうか。議論が十分なされた状態なので理解度も
高くなります。

> ・二人で仕事をするので、作業効率が上がる(=サボりづらい)

これはちょっと疑問です。相手を説得する時間が増えますから。

> ■悪い点
> ・意見が対立した場合の調整が難しい
> ・疲れる(特に意見が対立した場合)

これは本当にそうです。でも終わった後は結構「楽しかったなぁ」という感じでした。毎
日だといやになるかもしれませんが(笑)。今回の場合はプログラマ二人が意見を出し合
って議論して、設計屋さんが判断して・・・みたいな流れでした。デザインパターンが通
じるともうちょっと楽だったかな、と思います。あと、コーディングのしやすさとか、効
率とかの話になると設計屋さんは半分お手上げのようでした。「最低限デザインパターン
と、その周辺が理解できる」というペアの場合ならば効率も上がったかもしれません。
UMLに関しては、講習会をしていたので、これはよかったと思います。

ちなみに初心者君を見るに、プログラミングの入門書に載っていない、設計のプロセスと
かを実際に見せるのは勉強になっていいかも、と思いました。彼なりに色々考えて意見も
出してくれたし。

参考になるでしょうか?

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東京工業大学 電気電子工学科 2年
_/_/_/  しぶかわよしき    JA6HFA/1
_/      mailto: shibu@....jp