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Date:  Sun, 3 Dec 2000 19:17:06 +0900
From:  omura@....jp
Subject:  [XP-jp:01238] Re: Test First Programming 	でも、デバッグは必要ですね。
To:  extremeprogramming-jp@....jp (extremeprogramming-jp ML)
Message-Id:  <20001203191725omura@....jp>
In-Reply-To:  <B64FE003.2DC9%khosokawa@....com>
References:  <B64FE003.2DC9%khosokawa@....com>
Posted:  Sun, 03 Dec 2000 19:17:25 +0900
X-Mail-Count: 01238

おおむらです

テストとデバッグの議論、面白く拝見しています。

思うところを書きます。

XPでは、すこし修正してはUnit Testをやって100%動くことを確認するから
テストが失敗したときは、その「すこしした修正」のところに間違いがあると
いうことが分かる、というのがありますね。ピンク本を読んでいて、この部分
に、また強い印象を受けました。

そういう方法をとるので、テストは、「どこがおかしいか」を示すものでなくても
「なにかおかしいところがある」と警告してくれるもので十分に思います。
「なにが」ではなくて「なにか」です。

デバッグするときは、print文を入れようがデバッガで追跡しようがなんでも
一番便利なものを使えばいいですよね。


それから、横道にはいりますが...

Kaoru Hosokawa <khosokawa@....com> wrote:
>ホソカワです。

>そうですね。テストは「なにが間違っているか」を見つけるものだと思います。I本
>でも、『Test First by 「Intension」』と言っています。

ホソカワさんは、これを、*意図していること*を最初にテストに書くというような意味で
引用されているように思うのですがどうでしょうか。

私の読むところ、ピンク本での Programming by Intentionというのは、
トップダウンでコードを作っていき、そのメソッド名がそこで何をしようとしているのか
自明であるようにする、ということ自体を指しているように思います。

セクションのタイトルも Test First, by Intention と、カンマをつけて
テストの話と並列に by Intention を並べて、これがテストとは一応独立の話
だと言っているように思います。111ページの冒頭の部分を読むとそう思います。

Kent BeckのBest Practice Patternsでも、このことを何か別の言葉で
言っていたと思うのですが、さがしたけど本がみつからなくてギブアップしました。
Compound Methodだったかなあ??