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Date:  Tue, 11 Apr 2000 00:08:05 +0900
From:  Kaoru Hosokawa <khosokawa@....com>
Subject:  [XP-jp:00176] Re: XP Chapter 12 Management Strategy  	の解説
To:  extremeprogramming-jp@....jp (extremeprogramming-jp ML)
Message-Id:  <B5181CD6.D56%khosokawa@....com>
In-Reply-To:  <38F19AF8.62E0FA2B@....jp>
Posted:  Tue, 11 Apr 2000 00:06:57 +0900
X-Mail-Count: 00176

ホソカワです。説明不足で申し訳ありません。

on 2000/04/10 6:12 PM, 佃 軍治 at tsukuda@....jp wrote:

> 
> 佃です。原書持ってません。(発注中)
> 
> 以下、質問ばかりで済みません。
> 
> Kaoru Hosokawa wrote:
>> 
>> ホソカワです。
>> 
>> なるべく、訳さないように解説をします。
>> 
> 
>> 
>> Coaching
>> --------
>> 
>> 一般的に「コーチ」というと lead programmer とか system architect を採用しま
>> すが、XPのコーチは違います。XPでのコーチの役割は、
> 
> どういう人がコーチになるんでしょうか。プログラマでもなく、ア
> ーキテクトでもない人?
> 

「The ideal coach is a good communicator, not easily panicked, techinally
skilled (...) and confident.」と書いてあります。

私は、スポーツチームのコーチを思い浮かべました。スポーツに関してはなんでも知っ
ていてチームメンバーから頼られている存在です。問題があればコーチに聞くが、解
決をするのはチームメンバー。

システム開発の経験豊富な方で、設計、コーディングはしませんが助言をしてくれる
人がコーチでしょうか?

>> 
>> ・開発パートナーになること。特に新人の相手になること。
>> ・長期的な refactoring goal に向かって、短期的な refactoring を促進すること。
> 
> どういうことなのか、いまいちイメージできません。
> 短期的な refactoringはイテレーション毎のrefactoring?
> そうすると、長期的な refactoring goalはどういうタイミングを
> 実施するのでしょうか?

私もタイムスケールははっきりしませんが、「長期的(long-term)」は、「システ
ムが完成するまでに」だと思います。また、「短期的(short-term)」は、
iterationごとだと思います。コーチは、小さいrefactoringを積み重ねて最終的にシ
ステム全体を改善するように方向付けをします。

> 
>> ・プログラマーのスキルの向上を手伝うこと。
>> ・上層部にプロセスの理解を求めること。
> 
> 私は、「プロセス理解」は一般的にはプロジェクトマネージャの役
> 割だと思っているのですが、ここでは「コーチ」の役割なんです
> ね。
> 
> 「コーチ」は、プログラムマネージャ、チーフアーキテクトなどと
> 同等に重要な役割なんですかね。
> 

XPでは、

    コーチ = プロジェクトマネージャー + アーキテクト

と考えているのではないでしょうか?

>> 
>> 一番大切な役割は、チームにおもちゃやおかし(食べ物)を与えることです。クライ
>> スラーの C3 プロジェクトで、実際にキッチンタイマーを使用したわけではありませ
>> んが、その存在だけでミーティングの時間厳守ができました。同じ釜の飯を食べたも
>> の同士には、何か秘めたパワーがあるようです。食べながら話すと、まったく違った
>> 議論ができます。
>> 
> 
> 「その存在」とは、「食べ物」「キッチンタイマー」のどちらでし
> ょうか? 

キッチンタイマーです。(説明が変でしたね。)ミーティングがなかなか終わらない
ので、コーチはキッチンタイマーを購入しました。以後、キッチンタイマーの存在だ
けで時間厳守ができるようになったそうです。

> お菓子を食べながら会議すると、会議が時間内に終わる? 実感で
> きないですね。
> 

申し訳ありません。お菓子とミーティングの話は別です。

> 日本では、「普段よくのみに行っている人との打ちあわせは、以心
> 伝心で会議がスムーズに行く」という感じでしょうか?

考え過ぎかもしれませんが、「breaking bread with someone」という箇所がミソな
んですが、自分のパンを分け合うと訳して考えると、大切(言い過ぎ?)なものをわ
けることによってうまれる連帯感/信頼感ができて、身になる議論ができるといって
いると私は思います。飲みにいって、打ち解けるのとはちょっと違う気がします。多
分、相手のグラスが空で、自分の最後のお酒を分け合った時、起きる感情でしょうか?
(ちがうかな?:-))

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Kaoru Hosokawa
khosokawa@....com