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クリスマス企画・オブジェクト指向実践者の集い
参加レポート


メールでレポートをいただきましたので、こちらに掲載させていただきます。

太田@オブジェクト指向実践者の集い さん
12月9日、「オブジェクト指向実践者の集い」に参加してきました。
各プログラムに対して、感想を述べてみます。

基調講演(平鍋 健児氏)
『リーンソフトウェア開発と「見える化」』


とにかくプレゼンがうまい!!じゃなくて、感想ですね。トヨタのカンバン方式を参考にしたといわれるリーンソフトウェア開発を引き合いに、アジャイルにおける実践を例の平鍋テイストで実例を交えて説明というのが概要なのですが、そこで重要なのは昨今の総デジタル化と真っ向から対立するアナログツールの有用性です。バーンダウンチャート、朝会、To Do List、ペアボード、XFD、どれ一つ持っても決して高度なツールではなく、むしろローテクの極みなのにこれらが開発者の心理に大きな影響を与え、開発者のモチベーションを上げ、結果として、QCDを上げる。

これぞアジャイルの真髄!!なのですが、ツールと方法論は表裏一体であるという立場をとらざろうえない僕としてはは100%賛成するわけにはいきません。技術→方法論→人々という流れを得てきた人々には残すべきものと、捨て去ってよいものは理解できているのでしょうが、いまだそれを通過していない人々はまず、最初の2つによる解決策では限界があることを気付く過程が必要なのではないかと思いました。

ソフトウェアを作っているのは機械ではなく、心を持った人間であると改めて気付かされる良い講演でした。

主賓講演(大槻 繁氏)
『アジャイル開発とインタンシブル・アセットー伝統的開発へのインパクトー』


アジャイル開発によって、ビジネスプロセスと情報システムプロセスとの関係、組織の関係、知識体系、コスト分析・モデル、開発体制等も今まで可視化の対象ではなく、分かりにくかったものも変わってくるのではないかという内容でした。ちょっと対象が広がりすぎてしまっていたため、全体を捉えにくくなっているような感がありました。ただ、従来アジャイル開発というと開発のある部分を解決するためのものという文脈で語られることが多かったのですが、より広い社会学的な意味で捉えているのは新鮮でした。コストモデルについては、もう少し突っ込んだ話が聞きたかったかな。

ワークショップD
『「モデリング道場」ライブ~要求モデリング過程 見せます!』


実はこのために来たといっても過言でないのです。ウルシステムズのアーキテクト平澤さんが実演する要求モデリングの極意です。

始まってみると極意???あれ、JPLoPの頃の平澤さんってもっと真面目な感じだったけど、今はかなりの漫才師。そう、要求モデリングはお客様との対話によって要求を引き出し、整理、分析するものであるため、単に真面目なだけでなく、ユーモアのセンスも必要不可欠なのです。モデリングって本で見るとなんだか堅苦しそうなのですが、実際やってみると、非常に知的でわくわくするもののようです。物の流れ、人の流れ、情報の流れ、物と物との関係、もとの情報の関係などを明らかにし、業務を整理、新たな視点を加え、改善するというのはハードウェアのものづくりとは違った情報システム特有の面白さだと思います。直前のお昼に他の参加者の方たちとご一緒した際に、データモデリングには業種ごとにある程度パターン化されている(たとえば製造業の生産管理等)ので、それが理解できれば、それほど手強くはないというお話を聞きましたが、社内開発を主として来た自分には書籍ベースでの学習しかないため、そこまでのパターンが蓄積されておらず、いまだデータモデリングは敷居の高い分野です。身近なスーパーのレシート分析からやってみようかな。

ライトニングトークス

僕は「S2DaoとS2Unitでテストを見える化」という題で、S2DaoとS2Unitのテストにおける魅力を語りました。かなり詰め込んだ感があったので、そもそもDIって何よというレベルで消化不良になってしまった方も結構いらっしゃったかもしれません。Daoとかトランザクションとかっぽいことを自作してきた自分にはS2およびS2Dao、S2Unitに出会った興奮は計り知れないのですが、まったくこのような分野に関連のない方にもこの魅力を伝えるにはまだ修行が足りませんでした。

それにしても、みなさんプレゼンテーションうますぎです。毎度の小島さん、druby.orgの方から来た人さん、角谷さん、渋川さん、懸田さん等、皆さん一流の技術者でありながら、あのプレゼンテーション能力、ある意味、何か天性のものを感じます。なかなか近づけないですね。まさに「大四老」!!(すみません、分かる人にしか分からないネタ)しかし、統合テストの結果表示使うグッズ、特に「orz」人形は笑えました。あの動きといい、コンセプトといい、最高!!弊社にも欲しい~。もしかして、毎回・・・

個人的には他の参加者の方がおっしゃっていた仮装大将のランプとorz人形を組み合わせると面白そうだなと。テストが合格するたびにライトが高くなっていき、合格だったらピカンピカン、合格じゃなったら一気に0まで下がって、プロジェクトルームの真ん中に座する等身大のorz人形がポーズをとり始める。それが一時間に一回サイレン(サイレンは失敗時のみ)とともに必ず発生。無事だったら15分休憩、だめだったら5分休憩した頭を冷やし、ピカンピカンになるまで修正、その後、ピカンピカンになったら、おめでとうで、5分休憩ってどうかな。駄目?

懇親会

ライトニングトークスの発表者は懇親会費が無料なのです。無料でお寿司が食べられるのです。そして、「ふりかえり」のコメント「脱線重要」と「orz」、そして「30秒ライトニンングトークス」で本を3冊ゲット~。さすがにとりすぎたので、残り2冊は他の参加者の方たちにあげました。僕の手元に残ったのは「初めてのアジャイル開発」という日経BPの書籍。平鍋さん訳かと勝手に思っていたら違いました。まあ、サーバサイドJavaの姫こと原田さん(思ったより小さな人でした。女性と話すのは苦手なので、あまり話しませんでしたけど)をはじめいろいろな人と話せて楽しかったのですけど、二つ不満を。

  • お酒が飲めずもっぱらおいしいものが目的な自分には握り寿司がなかったのがすごく残念(夏の懇親会にはありました)
  • 喫煙可がきつかったです。どうも頭がガンガンすると思ったら、タバコの煙でした。懇親会会場を出てしばらくしたら収まってきました。まあ、アルコールが駄目な自分はアルコールの匂い自体をかいだだけでもこの症状が出るので、どちらが原因とはいいがたいところもありますが。タバコがおいしいのは分かるのですが、分煙の時代ですし、アレルギーでこういう症状を起こしてしまう人もいるので、できれば喫煙所は分けて欲しかったなと
あと、ソフトドリンクもう少し量キボンヌ。しゃべっていてのどが渇いたのにもかかわらず、もう飲み物がない。帰りの駅でトマトジュースと午後の紅茶を買いました。オコサマはつらいです。
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